女性として生きる上で大切なことは、女性同士お互いに励ましあい、お互いを向上させること。男性が優位に立っているこの社会ではそれが特に重要になってくる。会議室に自分の席があることがすべてではない。そこで話を聞かれたり、存在が認知されたりするのが重要。3月は女性の今までの成し遂げたもの、そして女性が社会に貢献しているものを祝う月だけではなく、それらを誇りに思いそれらを魅せる月でもある。Team EnVi は今社会で活躍している女性たち数人に彼女たちのキャリアアドバイスを聞いてみました。

bibi

ブラジルを拠点に活躍しているシンガーソングライター

問: bibiさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

シンガーソングライターの社会に入りたての頃は自分の頭と心のバランスを理解することに苦しんでいました。この仕事は理性的に、戦略的に、ある方法に沿ってやらないといけない事ではあるけど、それでも自分の心の言ってることを聞くことを恐れないこと、というのはいいアドバイスだと思います。誰かと一緒になにかを作り上げるにもそう、契約を結ぶことも、作曲をすることでも、自分が一番気楽でいられる道を選ぶのが大事。常に周りの人全員を満足させるのは不可能です。最終的に私たちにあることは私たち自身の善悪の判断力。

問:bibiさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

今後一番にみたい事は女性が他の女性のために道を切り開くことですね。どうしてもどこかで競争心が残っていたり、脅されている気持ちになったりすることがあると思います。個人的には皆が一緒になって知識と経験を共有し、今後この界隈に入りたい次世代に入りやすくしていきたいと思っています。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

個人的には今やっていることが心の居所と感じているしすごくありがたく思っています。なのでこの情熱が他の人に移ればいいなぁと思っています。それで皆が自分自身、そしてすべてのエネルギーに対して感謝の気持ちを持てるように、と思っています。それが最終的に目的となっていくと。

Chantel Nicole

シンガーソングライター

問: Chantelさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

アーティストとして大事なのはたくさん学ぶことです。スキルを完璧にマスターしなくても、十分知識をもった上で正しい人々に囲まれるように。この環境では女性は弱い生き物と見られている。時にはそれを利用しようとする人がいる。私たちのクリエイティブは大事だけど、それと同じで鋭い洞察力と賢さも大事。全てをこなすのは圧倒されそうなほど大変なことでもあり、爽快な気持ちにさせることでもあります。一気にたくさんの無理をしないことに気を付けて下さい。自分を前に前に進ませるようなことにオープンでいてください。みなさん、自分のアートをコントロールし守ってください。

問: Chantelさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

もっとたくさんの女性がプロデュース、工作に就いているのを見たいですね。(業界にて)女性の数は増えたと思いますが十分ではないです。編曲、作詞、作曲に携わっていかないといけません。あとは取締役、最高財務責任、アーティストの発掘を担当する役、楽曲制作などといった指導的地位を持つ女性をもっと見ていきたいです。会議で首位の席に座っているとその場のパラダイムを変えることが出来る。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

私から影響を受けている人はこの業界じゃないところで活躍していてもおかしくありません。人々が私の話を聞いて動きたくなれば、なにかを創りたくなってくれればいいなぁと思っています。見ている人が本当の自分、最高の自分になりたいとモチベーションに思ってくれればいいなぁと思っています。どんな物でも、音楽、芸術、、、なんでもいいので、私の曲を聞いて自分自身の魔法を使いたくなればうれしいです。

Keisha Tara

広報係

問: Keishaさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

私と同じキャリアに進みたい女性たちに一番に言いたいのは悪びれずに自分らしくいてください。自分らしくいて、そして、周りに誠実にいたときに目立つ目立ち方が一番いい。私は自分の性格が人を惹きつける一つの原因であると思っているので、自分の性格を誇らしく思っています。

問: Keishaさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

音楽業界で働いている全ての女性に全ての好機に遭ってほしいです!ツアー活動で活躍する女性ももっとみたいですし e-suiteなどでも、すべてが見たいです!最近やっと見るようになりましたがもっと見たいです!

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

影響は与えたくないです。ガイドとしての役割を果たしたいです。POCの女性の皆に人生路で迷子になっても大丈夫と教えたいです。人に助けを求めるのは悪いことではないことを伝えたいです。自分が助けた人をのちに見てこう思いたいんです「ほら!やったじゃん!!」って。私は皆が業界に認知され、本気に思われるためにここにいる。

Marilyn Hucek

シンガーソングライター

問: Marilynさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

「やるしかない」これは私の父が常に言っていた事で、本当にそうだなぁと思いました。力は自分の手の中にあり行動に移すのが全て。完璧でいないといけないと思わずに。誰も完璧を人に求めていない。人生は成長が全て。一歩ずつでいい。この年齢、この時代、私たちは大きいレーベルに頼らず、自立しているミュージシャンでいられるほどのツールとプラットフォームをもっている。

問: Marilynさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

音楽業界が男性優位である事は事実であり嘘はない。まず一つは男女比率が同じと言えるようなラインアップを今後のフェスなどで見たいです。チャート、ステージ、ツアー、プロデューサー、エンジニアリングなどでもっと女性の活躍をみたいです。現存している会社らが女性の意見も聞き、彼女らにグローバルな舞台でもチャンスをあげたりなど、他では手に入れることの難しい物事をサポートするのも見たいです。女性同士がお互いを支えるのは出来るが最終的には上のほうからのサポートが必要。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

音楽は美しく強い美術です。全員違う捉え方ができる。私の音楽がその音楽の力で人々を感動させられたらうれしいです。私の音楽と作品が自信、愛、喜び、癒しに繋がればうれしいです。私の音楽が人々をつなぎ、ポジティブな輪を創れればうれしいです。

Brittany Press

広報責任者、運営部長

問: Brittanyさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

上を向いて歩こう。この業界は楽ではない、聞きたくないような事を聞くこともあるだろうし、仕事は厳しい、だから覚悟しておくべき、そして前へ前へ進むこと。同じ業界で働いてる女性同士でつながる事。それによって作り上げられるサポートシステムは大事。この業界に入りたいのならばできるだけ学ぶことが大事。ネットワークもそうだし、とにかくインターンシップもたくさんすること。知識とスキルを集めれば集めるほどまわりはあなたの素晴らしさを無視できなくなる。

問: Brittanyさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

もちろんいろいろな役を果たす女性たちを見ていきたいです。マネージャー、プロデューサー、A&Rのプロなど全てのレベルで見たいです。女性はファンである人も多いからって舐められるような現状がいやです。女性はただの頭のイかれているファンだって理由で企画に合わないって言われることも多々見てきました。彼女たちの情熱はよくプロフェッショナルじゃないと思われたりする、ダブルスタンダード以外なんて言えばいいのか。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

私をみて「自分にも出来る」って思ってくれれば幸いです。ここにくるまでの道は楽ではなかった、特に大学時代に将来なにをやりたいのかわからなかった上、違う方向に向いて動いていたのでここまでの過程が難しく、長かったです。仕事量も多かったけどここまで来れました。この業界が夢ならば、年齢も現在の職も関係ないです、私がその証拠です、闘う覚悟があれば。

Racquel Goldy

マーケティングマネージャー

問: Racquelさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

時間とエネルギーをたくさん費やすことを覚悟するべき。なぜならスキルを発揮するだけではなく徐々に自分の地位を上げないといけないから。人にはみんな優しく、だって新しい友達などがあなたをどこかとつなげるかも知れない。

問: Racquelさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

リーダー役を果たす女性、権力があり、実行力のある判断を下す存在である女性たちを見たいのは絶対ですね。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

一番よくある答えだと思うんですけど、夢を追うのは怖いことかもしれないけど、それと同時に可能なことでもある。私を見てそう思って頂ければうれしいです。

Tap That 

タップダンスチーム

問: みなさんみたいなキャリアに進みたい人に対してアドバイスはありますか?

やってみるだけやってみよう!チケットを買って未知の世界で居心地良さを見つけよう。簡単な道ではないけれど、振り返った時にやりがいと成長をものすごく感じます。人はよく恐怖に操られた結果、やりたいことができなくなると思います。だから私はその恐怖を感じつつやりたいことをやります。最高のチームに入るのは一番重要な点です。私は(所属している)グループが家族みたいなことに感謝しています。大きい夢を描くのであれば、強いベースが必要です。なので、これは私がいつも言っている言葉なんですが、私たちは最高のもので恵まれていると。

問: みなさんがご活躍されていらっしゃる業界で同じく頑張っている女性たちのためにどういう変化を目指していきたいですか?

タップダンスはいままでだと男性が多いです、しかし時代の流れとともにそれは変わったので女性にもたくさんのチャンスがあることがうれしいです。この変化が止まることなく様々なアート作品、ステージから映像作家、カメラの前、ビハインドにて女性の姿を見ていきたいです。ダンス界でも安全でダンサーが常に物事に関与、サポート、認知されている気持ちにさせるのが大事。ダンサーが輝ける、ダンサーが成功できる環境をつくるのが大事。

問: どういう風に他の人に影響を与えていきたいと思っていますか?

私たちは常に限界をこえて新しいユニークな物を創るようにインスパイアされています。私たちのクリエイティブスペースを通して次世代のタップダンサーが大きい夢を持ち、この業界跡を残せるようなダンサーになっていただければ。グループとしての目標は世界中の人をインスパイア出来る最高のコンテンツをつくり、ライブステージもやりたいですね。私たちのライブパフォーマンスのエネルギーは人を楽しませるだけではなく勇気を与え人々をインスパイア出来るものだとわかっているので。