日本のロックバンドBURNOUT SYNDROMESがヒット曲を収録したアルバムを3月29日にリリース。タイトルは「The WORLD is Mine」とファンから愛されている曲たちが含まれている。すでにリリースされた曲たちのほかにもアレンジされたヒット曲が盛りだくさん。

始まり

2005年に活動を始め沢山の公演を行い、努力を重ねてきた。FM TOKYOが開催した大会など様々なイベントにも参加し2016年にはEpic Recordsとの契約も結んだ。バンドは3人のメンバーで結成されている。リードボーカルとギターの熊谷和海、ベースとボーカルの石川大裕、そしてドラムとボーカルを担当している廣瀬拓哉。バンドの曲はアップビートな曲調でありながら、歌詞はセンチメンタルである事で有名だが、新しいものに挑戦したい精神が強い彼らはエレクトリックミュージックも歌いこなしている。

音楽を通して伝える世界観

世界的な人気を誇っているアニメ「ハイキュー!!」の主題歌となった「FLY HIGH!!!」を通してブレイクを果たしたバンド。今回のアルバムにもこの曲の英語版が収録されている。バレーボールをテーマにしているアニメでは他にも「Hikariare (ヒカリアレ)」と「PHOENIX」がフィーチャーリングされている。「ハイキュー!!」以外にもバンドの三枚目のシングル「Hanaichimonme (花一匁)」はアニメ「銀魂」のエンディング曲に使われたり、「Good Morning World!」は「Dr. Stone」のオープニングに使われたりと様々な作品に関わってきた彼ら。

北米最大級のアニメコンベンション「Crunchyroll Expo 2022」ではギターの熊谷がアニメで使われる曲たちがどう生まれるのかを話した。「主題歌の時は漫画を読んで、漫画自体のペースやテンポを理解します。ファンに主題歌を聞いた時に興奮してほしいので漫画の雰囲気を曲に出したいと思ってやっています。」

常に持っている挑戦したい気持ちで彼らはアニメ「SuperHxeros」のためにVTuberのHXEROS SYNDROMESをプロデュースし更にはアニメの主題歌にも関わっている。VTuberはバーチャルユーチューバーの略であり自己表現であったり様々な背景の人々がプロデュースしているメディアの一種である。こういったキャラクターの多くはYouTubeやTwitch、Bilibiliなど様々なプラットフォームで動画を配信している。

駆け上がるのみ

昨年、バンドは初のワールドツアーを果たし、アメリカ、南アメリカそして中東にて公演を行った。このツアーの成功はバンドの成功と世界的人気を言うほかないでしょう。過去の人気曲をアルバムとして再び出す彼らの今後の活躍に期待が高まるばかりだ。